星川レオン動物病院

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診療方針

小さな家族たちのホームドクターとして、ジェネラリスト(総合診療医)でありたい

近年、犬や猫、うさぎなどの小動物を対象とした獣医学の発展には目覚ましいものがあります。
米国や英国などの獣医療先進国に追いつくべく、本邦でも様々な分野で学会が立ち上がり、眼科や腫瘍科、循環器科、皮膚科など、専門医制度や認定医制度が作られるまでになってまいりました。
このことは、人と共に生きる伴侶動物(コンパニオンアニマル)にとっても、そして彼らと共に生きる我々人間にとっても医療の選択肢が大きく拡がることを意味しており、とても良い流れの中にいると思います。

当院は動物たちにとってのいわゆる「町のお医者さん(ホームドクター)」です。
プライマリーケア施設、一次診療施設ともいいます。
日常の些細なことから飼い主さんのご相談に乗り、小さな家族たちの日々の健康管理を担い、それを持って社会貢献を行うことが当院の役割です。
爪切りから血液検査やレントゲン検査などの各種検査、一般的な手術までこなしますが、より専門的な検査や治療が必要だと判断した場合には、前述したような、より高度な医療を受けることのできる大学病院等の二次診療施設をご紹介いたします。
この「より専門的な検査や治療が必要かどうか」を判断できるかどうかがホームドクターの力量の見せ所だと考えます。

「例え見た目に異常がなくとも、常に全身を診ることで隠れた疾患を見逃さない」

「診療について飼い主さんへ充分に情報をお伝えし、理解を得た上で検査・治療を進める」

「可能な限り、動物たちにとっても、飼い主さんにとっても負担の少ない検査・治療を提案する」

当院ではこの診療方針にのっとり、通常の診察における「問診、視診、聴診、打診、触診」を重要視しています。

例えば「耳を気にしている」と飼主さんが来院された場合に、耳だけを診て「外耳炎ですね」では隠れた病気や病気の背景を見落とす可能性があります。
そのため、当院ではそのような場合でも耳だけの診察に留まらず、眼(角膜、虹彩、水晶体、硝子体、眼底)、鼻、口、歯、可視粘膜、皮膚、各リンパ節、胸部(心臓、肺)、腹部(肝、脾、腎、副腎、膀胱、胃腸など)、神経系、筋骨格系、生殖器、肛門に至るまでを診察します。
そのことによって、飼い主さんの気付いていない耳以外の病気であったり、実は外耳炎の背景に食物アレルギーや内分泌疾患が隠れていた、といったようなことに気付くことができるかもしれません。

このように常に全身の診察を行うことで見落としを防ぎ、必要な検査を絞り込み、診断または仮診断に至り、適切な治療方法を検討することが可能になります。

また、こういった医学的な内容はどうしても専門的になってしまい、ご理解頂くことが難しいケースもありますが、できるだけ分かりやすい説明を心掛けています。分かりにくい場合は遠慮せずに質問してください。言い方を変えてご説明します。

「以上の検査結果から、この子の治療には手術が必要です。さあ手術しましょう!・・・とは言いません」

疾患によっては、現在の医学を総動員して治療することだけが正解とは考えません。
治ることのない疾患に対する治療、いわゆる延命のための治療など、どこまでやるかは飼い主さんによって考え方は様々です。
動物たち自身は自ら受ける医療の選択はできないため、選択は全て飼主さんに委ねられています。当院がするべきことはまず選択肢を出すことです。そしてその選択肢の内容を飼主さんと良く相談・検討し、治療を選択するお手伝いができればと考えます。

私が獣医師の道を志し始めた10才の頃、単純だった私は「お医者さんにいけばどんな病気も治してくれる。医学を学べばどんな病気も治すことができるんだ」と、そう信じていました。
学んでいくにつれ、当然ながら現代の医学では治せない病気が多々あることを知り、気を落としたことを記憶しています。
しかし、さらに学びを深めることで、医学の進歩と共に治療できる病気は増えていくことを知りました。
また、「治せない病気であっても、症状を和らげるなどして、病気と付き合っていくという考え方もある」ことを知りました。
最近では「生活の質(QOL:クオリティーオブライフ)の改善」だとか「QOLの向上」という言葉で表せられる考え方です。
当院ではこの考え方を大切にし、また、常に最新の獣医学の知識を持って診療に当たることができるよう日々研鑽を積み続けることをお約束いたします。

当院では予防医療や、日頃の健康診断こそ、小さな家族たちとの生活をより健やかなものとするために重要であると考えています。

予防医療と健康診断についてはそれぞれのページをご覧ください。

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診療時間

午前 ×
午後 × × ×

  • 午前 9:30­〜12:00
  • 午後 15:30­〜19:00 (最終受付18:30)
  • ※12:00­〜15:30は手術・検査の時間です。
  • (入口を施錠するため出入り不可です)
  • ※日曜日、月曜日は午前のみ診療

休診日

火曜日、月曜午後、日曜午後
※正月 ※臨時休診あり

住所

〒240­-0006
神奈川県横浜市保土ケ谷区星川1-4-10 ハイツリヴァスター102

                                                           
夜間緊急時
「横浜動物救急診療センター(veccs横浜)045-341-0856」さん

または
「DVMsどうぶつ医療センター横浜 045-473-1289」さん
の方へご相談ください。

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